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喫茶ぺぷちん
〜旅する金魚〜
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その背を追って #01
第一回『竹中半兵衛』 「あんた買わへん?」 バス停で雨宿りしていると、 見知らぬご婦人にそう声をかけられた。 京都・太秦でのことである。 ご自宅を売却したいらしく、 「800万円で売りに出してんねん。あんた買わへん?」と。 その場では笑ってごまかしたが、後になってから、ふと考える。 あれは、破格だったのではないか。 もしも、あのとき買っていたら――。 たらればは、人生につきものだ。 「もしも、あの時こうしていたら」と考えた経験は、誰しも一度や二度では済まないだろう。 そんな“もしも”を語るとき、私はいつも思い出す武将がいる。 竹中半兵衛 わずか36年の生涯を駆け抜けた、戦国随一の天才軍師。 天文13年(1544年)に美濃斎藤氏の家臣・竹中重元の子として生まれる。弘治2年(1556年)、長良川の戦いで13歳にして大将を務め、敵軍を退ける。永禄3年(1560年)、家督を相続し、菩提山城主となり、美濃国主・斎藤義龍に仕えた。翌年に義龍が死去すると、その後を継いだ斎藤龍興に仕える。 この頃、尾張の織田信長による美濃攻略が激しくなる。義龍の時代は信長の攻略
エッセイ
OKP
2025年8月14日
読了時間: 5分
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