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喫茶ぺぷちん
〜旅する金魚〜


ピラティスとピラティス以外と私 #03
第3回『黒いコートのサンタ』 11月に入り、街の空気がどこか甘くて冷たい“クリスマス前の匂い”になると、必ず思い出す出来事がある。 あれは大学生の頃。 クリスチャンではないけれどクリスマスの雰囲気が好きで、友達に手作りカードを渡したり、家族にプレゼントを買ったりしていた。 冬休みに入り、家族へのプレゼントを抱えて実家に帰る日。 少し寝坊してしまい、私は空港へ急いだ。 当時はスカイメイトという、「当日空席があれば割引で乗れる」学生にはありがたいサービスを使っていたため、とりあえずカウンターに並ぶしかなかった。 列がじわじわ進んで「あと少し!」と思ったそのとき、前にいた黒いコートの男性が、何気なくスタッフに言った。 「彼女を先に」 焦っているのが丸見えだったのだろう。 私は恐縮しながらも、ありがたく順番を譲っていただいた。 無事に手続きを終え、次は荷物検査へ。そこでまた長蛇の列。 「やばい、今度こそ間に合わないかも…」と半ば諦めかけていた時、グランドスタッフの方が声を上げた。 「〇〇便ご搭乗のお客様はいらっしゃいますか?」 私はすぐに手を挙げ、別レー

Akemi
2025年11月21日読了時間: 3分


ピラティスとピラティス以外と私 #02
第2回『できなさ天下⼀品のピラティスデビュー』 前回はピラティスとの出会いについて語らせていただきました。 劇的な出会いから実際に養成コースが始まり、なんだか様⼦が怪しくなってきて――― 今回はそんなお話し。 養成コース1⽇⽬、いきなり「解剖学」の授業。 今でこそ⼤好きな「解剖学」も、筋⾁の起始・停⽌・作 ⽤・神経⽀配…何のことやら… アイソメトリック?はあ?と聞いたこともない⽤語のオンパレードに脳みそがショート。 教科書を前に何を書けばいいのかわからず、必死に⽿を傾けても初めて聞く専⾨⽤語はまるで呪⽂。 実はゲーマーであった過去を持つ私。 ドラクエの呪⽂ならスラスラ⾔えるし、効果までバッチリ覚えていたのに… なぜこれは、まったく頭に⼊ってこないのか。 「⼤丈夫かな私…」と不安に なったその⽇の帰り道は元々持っていた肩こりはさらにひどくなっていた(笑)。 すでに⾃信を無くしかけて迎えた2⽇⽬、覚える呪⽂はさらに難しくなっていった。 理解するのを早々 にリタイヤ。 「ピラティスってこんなこと全部覚えるの?」と⼼の扉は閉ざされていった。...

Akemi
2025年9月17日読了時間: 4分


ピラティスとピラティス以外と私 #01
はじめまして。 ピラティスインストラクター歴10数年...... 今日もピラティスと人体について熱く語っているAkemiと申します。 ピラティスに初めて触れたとき、「これはただの運動ではないぞ!?」と、何か違う感覚に心が動いたのを今でもよく覚えています。 気づけば、筋肉や骨の動き、関節の仕組み...... そんな解剖学の世界にまで魅了され、今ではすっかりピラティス&人体オタクです。 人の身体って、本当に奥深くておもしろい。 お客様のサポートをしながら、自分自身が一番ワクワクしているこの仕事は、私にとってまさに天職。 楽しいから続けられる。夢中だから成⻑できる。 今日もその実感とともにレッスンを楽しんでいます。 今回はそんな私の「ピラティスとの出会い」について、少し真面目に綴ってみました。 第1回『心にできた軸』 ピラティスとの出会いは「ビビッとくる」という言葉がぴったりだった。 私が好きでよく見ていたフィギュアスケートのある男性選手。その容姿、滑り、表現力に強く惹きつけ られた。男性でありながらどこか女性的なしなやかさと美しさを感じさせる身体

Akemi
2025年8月14日読了時間: 3分
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